照明の話
2013.01.28 Monday
ロンドンに夜到着するか出発する飛行機に乗ると眼下にオレンジ色の照明に
覆われるグレーターロンドンが見られます。
これは主にハイウエーや街路がこの色のランプだからですが.こんな都市は他に無いのでは?
街中では意外と暗いランプですが.雰囲気はなかなか良い・・・
何処かの街みたいにやたら明るいのはね???
イギリスでは18世紀後半まで.オイルランプやロウソクが主な照明でした。
ランプはクジラの鯨油を使っていて.捕鯨は油だけ取っ手肉は捨てていたのです・・・???
上のランプは19世紀初頭のオイルランプ
ガス灯が登場するのは.1790年代。
1800年にはロンドンの街頭に使われだして.家庭に普及したのはそれから50年の月日が
たったころのようです。
明るくなったロンドンでは犯罪が減ったとか?
右はオイルランプを電気に改修したもの・左はガス灯を電気用にした物。
ガス用のスタンドには.ガスのコックが見えます。
この当時の金物は作りも雰囲気があります。
シェイドも熱を逃がすために大きく開いています。
この2個のシェイドもガス灯を電気用に変えた物。
人気のウ”ァセリン(ウラン)シェイド 紫外線で怪しく光ります。
最近探すの大変です。
さらに電気(電燈)が1850年代に発明されて.普及するのは1880年ごろのようです。
いっそう明るくなったとさ!
白熱球の柔らかい明りがイギリス全土を照らしています。
田舎の小さな村を夜に通過すると.この明りがおとぎ話に出てくるような.温かい光でとてもイイ!!!
LEDライトに変わりつつある現代でもこの明りを継承して欲しいものです。
江